XF86Config
のオプション
ドライバは SPC8110 チップがあると自動的に検出できるはずです。ドライバ がこのチップを正しく検出できない場合には、スクリーンセクションで明示的 にチップを定義してください。
Device セクションの項目と現在サポートされているオプションを以下に示し ます:
自動検出に失敗した場合や、サーバの起動を早めるために用います。この値は "spc8110" でなければなりません。
この指定(キロバイト単位)をするとその値が用いられ、指定しなければメモリ の量は起動時に検出されます。
ハードウェアカーソルの使用を無効にします。ハードウェアカーソルは、パター ン格納領域として 1K バイトを必要とします。ビデオメモリ全体を使いたい場 合には、このオプションを使ってハードウェアカーソルを無効にしてもよいで しょう。また、ハードウェアカーソルのコードは、64ピクセルより(高さも幅 も)大きいカーソルイメージではテストしていません。したがって、大きいイ メージを使う場合には、ハードウェアカーソルを無効にしなければならないか もしれません。
リニアアパーチャの使用を無効にします。このオプションを指定するとドライ バは 0xa0000 にある標準の VGA メモリウィンドウを用い、そうでない場合に はビデオメモリ全体をマップします。
VLB/486LB の設定では、リニアアパーチャアドレスは 0x03E0.0000 にセット されます。PCI の設定では、リニアアパーチャアドレスは PCI コンフィギュ レーション空間から取得します。VLB/486LB システムの場合のベースアドレス は "Membase" の定義で任意の値に設定することができます。
Bitblt エンジンの使用を無効にします。通常、このドライバはスクリーン-ス クリーンのコピー操作や塗り潰しでアクセラレーションが効くようにします。
SPC8110 には Bitblt エンジンの使用に関する制限があるため、特定の操作 (例: ウィンドウの移動)間で性能のばらつきがあることに気づかれるでしょう。 アプリケーションにおいてこれが問題になる場合、アクセラレータを無効にし てもよいでしょう。