XFree86 では、高解像度のテキストモードからサーバを起動すると、ET4000 ボードの一部についてクロック値の選択を行うことができません。標準の 80x25 のテキストモードからサーバを起動すると、クロック値の選択は必ず正 しく行えます。
サーバを高解像度のテキストモードから起動したときと、80x25 のテキストモー
ドから起動したときで通知されるクロック値が異なる場合、この問題が起こる
可能性があります。高解像度のテキストモードからでもサーバを正しく動作さ
せるために、XF86Config
で指定できるオプションがいくつか用意さ
れています。セットするフラグを見つけるために、まずは 80x25 のテキスト
モードから -probeonly フラグを付けてサーバを起動し、サーバが出力する情
報を見ましょう。
VGAXXX: ET4000: Initial hibit state: lowという行が出力された場合、
XF86Config
ファイルの SGVA, VGA16,
VGA32 セクションに次の行を追加します:
Option "hibit_low"
VGAXXX: ET4000: Initial hibit state: highという行が出力された場合には、
XF86Config
ファイルの SGVA,
VGA16, VGA32 セクションに次の行を追加します:
Option "hibit_high"