Status XGetWMName(display, w, text_prop_return)
Display *display;
Window w;
XTextProperty *text_prop_return;
XStoreName(display, w, window_name)
Display *display;
Window w;
char *window_name;
Status XFetchName(display, w, window_name_return)
Display *display;
Window w;
char **window_name_return;
簡易関数 XGetWMName は、 XGetTextProperty を呼び出して WM_NAME プロパティを取得する。 この関数は成功時には 0 でないステータスを返し、そうでない場合には ステータスとして 0 を返す。
関数 XStoreName は window_name に渡された名前を指定されたウィンドウに割り付ける。 ウィンドウマネージャはウィンドウ名をウィンドウの目立つ場所(例えばタイ トルバー)に表示し、ユーザがウィンドウを容易に識別できるようにすることができる。 アプリケーションからアイコン名が与えられた場合、ウィンドウのアイコンに はアイコン名を使うことが推奨されているが、ウィンドウマネージャによっては ウィンドウ名をアイコンに表示するかもしれない。 文字列のエンコーディングがホストポータブル文字エンコーディングでない場 合には、実行結果は実装依存である。
XStoreName はエラー BadAlloc および BadWindow を起こすことがある。
関数 XFetchName は指定したウィンドウの名前を返す。 成功時にはこの関数は 0 でないステータスを返す。 そうでない場合、ウィンドウに名前が設定されたことがあれば、この関数は 0 を返す。 このウィンドウに対して WM_NAME プロパティが1度も設定されたことがなけ れば、 XFetchName は window_name_return に NULL を設定する。 サーバが返す文字列のエンコーディングが Latin ポータブル文字エンコーディ ングであれば、返される文字列のエンコーディングは ホストポータブル文字エンコーディングである。 そうでない場合の結果は実装依存である。 ウィンドウ名の文字列を使い終った後には、クライアントは XFree を使ってこれを解放しなければならない。
XFetchName はエラー BadWindow を起こすことがある。