プロトコルの種類 シリアル PnP バスマウス PS/2 拡張 PS/2 OS プロトコル シリアル プロトコル プロトコル プロトコル "Auto" "BusMouse" "PS/2" "xxxPS/2" USB ------------------------------------------------------------------------- BSD/OS Ok ? ? ? ? ? FreeBSD Ok Ok Ok Ok SP*1 SP*1 FreeBSD(98) Ok ? Ok NA NA ? Interactive Unix Ok NA ?*1 ?*1 NA ? Linux Ok Ok Ok Ok Ok ? Linux/98 Ok ? Ok NA NA ? LynxOS Ok NA Ok Ok NA ? NetBSD Ok Ok Ok SP*1 SP*1 SP*1 NetBSD/pc98 Ok ? Ok NA NA NA OpenBSD Ok Ok Ok Ok*1 OK*1 OK*1 OS/2 SP*2 SP*2 SP*2 SP*2 SP*2 ? SCO Ok ? SP*1 SP*1 NA ? Solaris 2.x Ok NA*1 ?*1 Ok NA ? SVR4 Ok NA*1 SP*1 SP*1 NA ? PANIX Ok ? SP*1 SP*1 NA ? Ok: サポートされている、 NA: サポートされていない、?: 未テストまたは不明。 SP: 別の方法でサポートされている *1 詳しくは以降のセクションを参照すること。 *2 XFree86/OS2 は OS がサポートしている全てのタイプのマウスをサポート しています。これにはシリアルマウス、バスマウス、PnP タイプのマウスも含 まれます。
BSD/OS でのテストは全く行われていません。
FreeBSD では "SysMouse"
プロトコルがサポートされています。バー
ジョン 2.2.1 以降の FreeBSD で moused
が動作している場合には、
このプロトコルを指定しなければなりません。
moused
デーモンを動かしている場合は、実際のマウスの種類に関係
なく、必ず /dev/sysmouse
デバイスと "SysMouse"
プロ
トコルを X サーバに対して指定しなければなりません。
バージョン 2.2.5 以前の FreeBSD では、拡張 PS/2 マウスプロトコル
("xxxPS/2"
)はサポートされていません。このバージョンを使ってい
る場合は、どんな PS/2 マウスであっても必ず "PS/2"
プロトコル
を指定してください。
FreeBSD 2.2.6 以降では、これらの PS/2 マウスはカーネルレベルでサポートされて
います。"PS/2"
または "Auto"
を指定すると、X サーバは
カーネルレベルのサポートを自動的に利用します。実際には、PnP をサポート
していない古い型のシリアルマウスを使っていなければ、どんなマウスに対し
ても "Auto"
を指定できます。
FreeBSD 3.1 以降は USB マウスをサポートしています。
/dev/ums0
デバイスに対して "Auto"
プロトコルを指定し
てください。
(USB マウスのために moused
デーモンを動かしている場合は、
前述のように /dev/ums0
ではなく /dev/sysmouse
を指定
しなければなりません。)
詳しくはオンラインマニュアルの ums(4) を見てください。
PS/2 マウスはサポートされていません。
現時点では、PnP シリアルマウス("Auto"
プロトコル)は
サポートされていません。
バスマウスと PS/2 マウスについては、適切なデバイスドライバを使えばサポー
トできます。"BusMouse"
プロトコルに対しては /dev/mouse
を使い、"PS/2"
プロトコルに対しては /dev/kdmouse
を
使ってください。各プロトコルのテストは行われていませんが、動作すると思
われます。
動作の可否はぜひ <michael.rohleder@stadt-frankfurt.de> まで
報告してください。
全てのタイプのプロトコルが動作するはずです。
PS/2 マウスはサポートされていません。
PnP シリアルマウスのサポート("Auto"
プロトコル)は無効になって
います。これは、TTY デバイスドライバの機能が十分でないためです。
バージョン 1.3.x 以前の NetBSD は、拡張 PS/2 マウスプロトコル
("xxxPS/2"
)をサポートしていません。PS/2 マウスのデバイス
ドライバ /dev/pms
は、バスマウスをエミュレートします。したがっ
て PS/2 マウスを使う場合は、マウスの種類に関わらず "BusMouse"
プロトコルを指定しなければなりません。
XFree86 3.3.6 は、netBSD 1.4 で wscons コンソールドライバと共に導入さ
れた "wsmouse"
プロトコルをサポートしています。ただし、これを
サポートするには NetBSD 1.4 上でコンパイルしたバイナリを実行する必要が
あります。デバイスとしては "/dev/wsmouse0"
を使ってください。
カーネルの設定に関する情報については、オンラインマニュアルの
wsmouse(4) を参照してください。
このドライバは USB マウスもサポートしています。詳しくは オンラインマニュアルの ums(4) を見てください。
PS/2 マウスはサポートされていません。
raw PS/2 マウスデバイスドライバ /dev/psm0
は生の PS/2 マウス
プロトコルを使用します。
バージョン 2.2 以前の OpenBSD では、拡張 PS/2 マウスプロトコル
("xxxPS/2"
)はサポートされていません。したがって PS/2 マウスに
対しては、マウスの種類に関わらず "PS/2"
を指定しなければなり
ません。
バージョン 2.3 以降の OpenBSD では、全ての拡張 PS/2 マウスプロトコルが
サポートされています。PnP PS/2 マウスに対しては "Auto"
を選択
できますし、非 PnP マウスに対しては特定の拡張プロトコル
("xxxPS/2"
)を指定できます。
この他にも cooked PS/2 マウスデバイスドライバ /dev/pms0
があ
ります。このデバイスはバスマウスをエミュレートします。PS/2 マウスに対
してこのデバイスを使うときには、マウスの種類に関わらず
"BusMouse"
プロトコルを指定してください。
XFree86 3.3.6 は、汎用ヒューマンインタフェースデバイス
(generic Human Interface Device, hid)である /dev/uhid*
を使っ
て、OpenBSD 2.6 以降で USB マウスをサポートします。
"usb"
を選択し、お使いのマウスに対応する /dev/uhid*
をデバイス名として指定してください。
XFree86/OS2 はオペレーティングシステムのネイティブのマウスドライバを常 に使用します。したがって、OS がサポートしている全てのタイプのポインタ を使えます。これはシリアルマウス、バスマウス、PnP タイプも含みます。 プレゼンテーションマネージャの下でマウスが動作すれば、そのマウス は XFree86/OS2 の下でも動作するはずです。
プロトコルタイプには必ず "OSMouse"
を指定してください。
バスマウスと PS/2 マウスが "OSMouse"
プロトコルタイプでサポー
トされています。
"OSMouse"
でシリアルマウスも使えることもあります。
テストは Solaris 2.5.1 と 2.6 で行いました。Logitech 製と Microsoft 製の
バスマウスはテストされていませんが、/dev/logi
デバイスと
/dev/msm
デバイスで動作すると思われます。標準の 2 ボタンまたは
3 ボタンの PS/2 マウスは "PS/2"
プロトコルタイプと
/dev/kdmouse
デバイスの組合せで動作します。PnP シリアルマウスの
サポート("Auto"
プロトコル)はテストされていますが、動作してい
ません。
バスマウスと PS/2 マウスが "Xqueue"
プロトコルタイプでサポー
トされています。
"Xqueue"
はシリアルマウスでも使えます。
PnP シリアルマウスのサポート("Auto"
プロトコル)はテストされて
いません。
PC/AT 版の PANIX は、"Xqueue"
プロトコルタイプでバスマウスと
PS/2 マウスをサポートしています。
PC-98 版の PANIX は、"Xqueue"
プロトコルタイプでバスマウスを
サポートしています。