XF86Config
ファイルの Pointer
では、以下の新しいオプ
ションが使えるようになりました。
このオプションは、マウスのボタン数を X サーバに指示します。ボタンの正 しい数を確実に自動検出できる方法は、現在のところ存在しません。このオ プションは X サーバがボタンの数を得る唯一の方法です。デフォルト値は 3 です。
後述の ZAxisMapping
オプションを使って Z 軸の移動をボタンイベ
ントに割り当てようとする場合、その分のボタン数も数に含める必要がありま
す。
Buttons N
このオプションは Z 軸(ホイール)の動きをボタン2つ、あるいは別の軸にマッ プします。
ZAxisMapping X ZAxisMapping Y ZAxisMapping N M
最初の例は、Z 軸の動きを X 軸の動きにマップするものです。ユーザが
ホイールやローラーを動かすと、その動作は X 軸の動きとして通知されます。
ホイールやローラーが止まっているときは、実際の X 軸の動きはそのまま通知
されます。
最後の例は Z 軸方向の負の動きをボタン N
にマップし、正の動き
をボタン M
にマップするものです。ボタン N
,
M
が実際にマウスに付いているのにこのオプションを使った場合、
X サーバはボタンの動作を検出しません。
現在、このオプションは XF86Setup
プログラムでは設定できません。
XF86Config
ファイルを手で修正して、このオプションを追加する必
要があります。
以下のオプションを指定すると、マウスデバイスの解像度が 1 インチあたり
N
カウントに設定されます。ただし、これは指定が有効な場合に限
ります。
Resolution N
このオプションは、必ずしも全てのマウスと OS がサポートしているわけでは
ありません。このオプションは XF86Setup
プログラムで設定可能で
す。