XF86Config
ファイルの "Files" セクションには、RGB
(色)のデータベースファイル(一般には、これを変更するべきではありません)
へのパスと、標準フォントのパスが記述されます。複数の FontPath 行を
XF86Config
に書くことができます。この場合には、全て繋げられて
1つのパスになります。それぞれの FontPath のディレクトリが存在すること
と、有効なフォントディレクトリであることを確認してください。
サーバが "Can't open default font 'fixed'" (標準の'固定幅'
フォントがありません)とエラーを出力してきたら、それはフォントパスの設
定がおかしいからです。フォントディレクトリは間違いないつもりであれば、
それぞれのディレクトリで `mkfontdir' コマンドを実行してみてください。
オンラインマニュアルの XF86Config(4/5) には、このセクションの
他のパラメータについての説明があります。
次は "Keyboard" セクションです。 このセクションでは、キー ボードのプロトコル(Xqueue または Normal)やキーの繰り返しの速度、いくつ かの修飾キーの標準的な割り付けについて設定します。一般には、ここを変更 する必要はないでしょう。英語用でないキーボードのユーザであれば、修飾キー の定義を変えたいことがあるかもしれません。 詳しくはオンラインマニュアルの XF86Config(4/5) を参照してくだ さい。
次は "Pointer" セクションです。このセクションでは、ポイン タデバイスのプロトコルとデバイスを指定します。プロトコル名は必ずしもメー カ名と同じではない点に注意してください。例えば、Logitech のマウス(特に 新しいもの)の場合、Logitech プロトコルではなく MouseMan プロトコルや Microsoft プロトコルを必要とするものもあります。
その他のマウスのパラメータもこのセクションで調整できます。2ボタンマウ スを使っているときは、Emulate3Buttons というキーワードのコメントを外し ましょう。Emulate3Buttons モードで使った場合、同時に2つのボタンを押す と、サーバには真ん中のボタンを押されたことが通知されます。
「マウスデバイスを認識できない」とサーバが文句を言うときは、サーバの問 題では「ない」ことに注意してください。OS によっては、これは大変ありが ちな設定ミスであり、99.999% の確率で原因は OS のデバイス設定の 間違いにあります。したがって、OS レベルでのサポートが正しいことをちゃ んと確認するまでは、我々にバグ報告をしないでください。