このドライバは、SVGA サーバに新しく導入された XAA(XFree86 Acceleration Architecture)の利点を十分に生かしています。実際、ARK ドライバは XAA 開 発の初期プラットフォームでした。一般的なグラフィックス操作のほとんどで アクセラレーションが効きます。これには、ほとのどのタイプの矩形と非矩形 の塗り潰し、スクリーン-スクリーンの BitBLT 操作、線の描画、テキストと ビットマップの展開が含まれます。2MB の ARK2000PV/MT では xstone 値が 300k を越えると思います。
24bpp だとアクセラレーションは駄目なのですが、おかしなことにグレースケー ルでは描画が速くなります。アクセラレーションを使うと動作がおかしくなる 疑いがある場合には、"noaccel" オプションを使ってください。テキストやビッ トマップが正しくレンダリングされないようであれば、"xaa_no_col_exp" オ プションを試すこともできます。ピックスマップのキャッシュを無効にするに は、"no_pixmap_cache" オプションを使います。
ハードウェアカーソルはデフォルトで無効になっています。以前は、モード行 を修正しないと、画面上でのマウスポインタの動いた跡に水平方向の線 2 本 と縞 1 本が現われていました。現在のドライバは、モードのタイミングを自 動的に修正し、このような影響が出ないようにします。これは考えられる全て の機器構成でテストしたわけではありません。ハードウェアカーソルを有効に するには、"hw_cursor" オプションを使います。
リニアアドレッシングはデフォルトの操作モードです。サーバが正しく起動し ない場合には、"no_linear" オプションを試すと良いでしょう。
古い ARK1000VL はおそらくアクセラレーションに関して互換ではありません。 "noaccel" オプションと "no_linear" オプションを使ってください。