XF86Config

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名前

XF86Config - XFree86 用構成情報ファイル  

説明

XFree86 は初期設定のための XF86Config という構成情報ファイルを使用する。 この構成情報ファイルは次の場所から探すことになっている。

/etc/XF86Config
<XRoot>/lib/X11/XF86Config.hostname
<XRoot>/lib/X11/XF86Config

ここで <XRoot> は X11 を導入したディレクトリである。 特別な場合として、 Xserver が `root' ユーザによって起動された場合には、 最初に XF86Config ファイルをそのユーザのホームディレクトリの中から 探そうとする。

このファイルはいくつかのセクションで構成されている。それぞれのセクションは 以下に示す書式に従って記述される:

Section "SectionName"
   SectionEntry
   ...
EndSection

セクションの名称は次の通りである:

Files (ファイルのパス名)
ServerFlags (サーバフラグ)
Keyboard (キーボード構成情報)
Pointer (マウス等の構成情報)
Monitor (モニタの種類)
Device (ビデオカード等の種類)
Screen (画面構成情報)
XInput (タブレット、ジョイスティック等拡張入力装置の構成情報)

Files セクションは標準のフォントのパスと RGB データベースへのパスを 指定する。これらのパスはコマンド行からも設定できる。このセクションに 記述する内容は次のように書く:

FontPath path
フォントの検索経路を設定する。この経路は X サーバがフォント データベースを検索するディレクトリ群をカンマで区切ったリストである。 複数の FontPath が記載されている場合には、これらを結合して サーバが使用するフォントパスを作成する。

X11R6 では X サーバがフォントサーバにフォントを要求できる。 フォントサーバは場所を "<trans>/<hostname>:<port_number>" とフォントパスに指定する。例えば、フォントパス "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/,tcp/zok:7100" はまず最初にローカル ディレクトリ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc を使い、これが失敗した場合 には TCP ポート番号 7100 への接続要求を使って zok というホストで 動作している フォントサーバ にフォントを要求するよう X サーバに 指定する。

RGBPath path
RGB カラーデータベース用のパス名称を設定する。
ModulePath path
ダイナミックモジュール用のパス名称を設定する。このパスは X サーバが 指定された順序に従ってロードするダイナミックモジュールを検索するための ディレクトリーをカンマで区切って並べたリストである。 複数の ModulePath エントリーが記載されている場合には、これらを 結合してサーバが使用するモジュールパスを作成する。

Module このセクションはロードするダイナミックモジュールを指定するために使用する。 このバージョンではダイナミックモジュールは XInput デバイス(拡張入力装置) についてのみ使用可能であり、またサポートされるシステムも (現時点では Linux ELF, FreeBSD 2.x および NetBSD 1.x に)限定される。 このセクションで使用できるエントリーには以下のものがある:

Load module
このエントリーは X サーバに "module" のロードを指示する。 モジュールがフルパス名で指定されていない場合には、 ModulePath で指定されたディレクトリーから検索される。 現在拡張入力装置をサポートするためのモジュールが利用可能である。 モジュールの名前を以下に示す:

xf86Elo.so
xf86MuTouch.so
xf86Jstk.so
xf86Wacom.so
xf86Summa.so
xf86AceCad.so
xf86Calcomp.so
xf86Dial.so

また、いくつかのシステム上では PEX および XIE 拡張をモジュールとして 利用することが可能である。モジュール名を以下に示す:

pex5.so
xie.so

最新のモジュール名を調べるには、 <XRoot>/lib/modules をチェックすること。

ServerFlags セクションは種々の X サーバのオプションを指定する為に 使われる。このセクションで指定可能な内容は以下の通り:

NoTrapSignals
これは予期せぬ不当なシグナルを捕捉し正常終了するのを抑止する。 この場合、X サーバは誤りが生じた場合にコアダンプを出力して異常 終了する。誤りがあったとき、通常は X サーバは正常終了するが、 この場合でもコアダンプは出力する。一般的には、X サーバをデバッグ する時以外にこのオプションを必要とすることは無い。
DontZap
キー入力 Ctrl+Alt+Backspace の使用を禁止する。 このキー入力は X サーバを終了させるものである。 DontZap を設定すると、このキー入力はクライアントにそのまま渡される。
DontZoom
キー入力 Ctrl+Alt+Keypad-Plus および Ctrl+Alt+Keypad-Minus の 使用を禁止する。このキー入力はビデオモードを切り替えるものである。 DontZoom を設定すると、このキー入力はクライアントにそのまま渡される。
AllowNonLocalXvidtune
他のホストから xvidtune クライアントが接続できるようにする。 デフォルトではローカルホスト以外からの接続は禁止されている。
DisableVidMode
VidMode 拡張機能のうち、 xvidtune クライアントによって ビデオモードを変更するために使われる部分を無効にする。
AllowNonLocalModInDev
他のホストから接続してきたクライアントが動作中のサーバのキーボードおよび マウスに関する設定を変更できるようにする。デフォルトではローカルホスト以外 からの接続は禁止されている。
DisableModInDev
Misc 拡張機能のうち、入力機器の設定を動的に変更するために使用される 部分を無効にする。
AllowMouseOpenFail
マウス用のデバイスファイルをオープンできない、または初期化できない場合で あってもサーバを起動できるようにする。

Keyboard セクションはキーボード入力機器、パラメータと標準のキー割り当て を指定するものである。このセクションに記入できる内容は次の通り:

Protocol kbd-protocol
kbd-protocolStandardXqueue のどちらかである。 Xqueue は SVR3 か SVR4 のイベントキュードライバを使う場合に指定する。
AutoRepeat delay rate
キーボードのオートリピートの設定を変更する。このオプションは 全ての機器で動作するものではない。
ServerNumLock
X サーバの内部でナムロックキーを扱えるようにする。 X サーバは ナムロックキーがオンになっているときには異なるコードの組み合わせを送出する。 このオプションを有効にすると、アプリケーションでテンキーが使えるようになる。

LeftAlt mapping
RightAlt mapping
AltGr mapping
ScrollLock mapping
RightCtl mapping

上記のキーに対する標準のキー割り当てを指定する。 ( AltGrRightAlt と同意語である)。 mapping に指定できるキーコード割り当ては次の通り:

Meta
Compose
ModeShift
ModeLock
ScrollLock
Control

どのオプションも指定されなかった場合の標準値は次の通り:

LeftAlt     Meta
RightAlt    Meta
ScrollLock  Compose
RightCtl    Control
XLeds led ...
クライアントが旧式の機能(Scroll Lock, Caps Lock, Num Lock) の代わりとして led を使えるようにする。 led は 1 から 3 までの範囲 の数値のリストである。
VTSysReq
仮想端末切り替えを持つ非 SYSV システム上で SYSV 仕様の仮想端末切り替え手順を 可能にする。この手順ではファンクションキー (Fn) の後に Alt-SysRq が送出される。このオプションによって X サーバが標準の仮想端末切り替え手順 に使用されるキーをトラップしないようにできる。
VTInit command
command をサーバが使っている仮想端末を開いた後で実行する。 コマンド文字列は "/bin/sh -c" に渡され、実 (real) ユーザ ID で 実行され標準入出力は 該当する仮想端末に割り当てられる。このオプションの目的は システムに依存した仮想端末の初期化コマンドの実行を可能にすることである。 ある種のシステムで標準とされている 2 つのキー入力での仮想端末切り替えを 無効にするためのコマンドがその例である。
XkbDisable
XKEYBOARD 拡張機能を無効にする。 コマンド行オプションでの -kb 指定に相当する。

XkbRules rulesfile
XkbModel model
XkbLayout layout
XkbVariant variant
XkbOptions optionlist

使用する XKEYBOARD コンポーネントを決める定義指定である。 オプションリストはカンマで区切られたオプションのリストである。 上記のそれぞれに対するデフォルトの割り当ては以下の通り:

XkbRules     "xfree86"
XkbModel     "pc101"
XkbLayout    "us"
XkbVariant   ""
XkbOptions   ""

[訳注:日本語 106 キーボードの場合は、上の XkbModel を "jp106" に しておくと良いんでしたっけ ? 誰か教えて下さい。 ]

これはキーボードの構成を指定する際に推奨される方法である。 しかし、これ以外に各コンポーネントを直接指定する方法も使用可能である:

XkbKeymap keymap
XkbKeycodes keycodes
XkbTypes types
XkbCompat compat
XkbSymbols symbols
XkbGeometry geometry

特定のコンポーネントのみ指定した場合に、指定されなかったコンポーネント に対して使用されるデフォルトの設定は以下の通り:

XkbKeymap    none
XkbKeycodes  "xfree86"
XkbTypes     "default"
XkbCompat    "default"
XkbSymbols   "us(pc101)"
XkbGeometry  "pc"

Pointer セクションはマウス等とそのパラメータを指定する。 このセクションの内容は次の通り:

Protocol protocol-type
マウス等のプロトコルの種類を指定する。プロトコルの種類は次の通り:

Auto
BusMouse
GlidePoint
GlidePointPS/2
IntelliMouse
IMPS/2
Logitech
Microsoft
MMHitTab
MMSeries
Mouseman
MouseManPlusPS/2
MouseSystems
NetMousePS/2
NetScrollPS/2
OSMouse
PS/2
SysMouse
ThinkingMouse
ThinkingMousePS/2
USB
Wsmouse
Xqueue

Logitech のバスマウス、 Microsoft と ATI のバスまたは InPort マウスの 場合には BusMouse を指定すること。Logitech プロトコルは Logitech の古いシリアルマウス製品のために用意されているものである。 Logitech から出ている多くの新しいシリアルマウスの場合は Microsoft または MouseMan プロトコルのどちらかを使う。 Keyboard セクションで Xqueue を使用した場合には、ここで Xqueue を指定すること。 OSMouse は SCO の SVR3 で 利用可能なイベントドライバマウスインターフェース、および OS/2 が 提供しているマウスインターフェースに該当する。 この OSMouse を使用する場合は、マウスにあるボタンの数をその後 に指定することができる。 SysMouse は FreeBSD におけるシステムマウスデバイス /dev/sysmouse に該当する。

PS/2 およびその他の XXXXPS/2 プロトコルは PS/2 マウスのための ものである。 PS/2 プロトコルは PS/2 マウスの製品種別によらず、すべて の PS/2 マウスに使用可能なものである。 その他の XXXXPS/2 プロトコル群には OS によりサポートされているものと サポートされていないものが存在する。

wsouse プロトコルは、NetBSD 1.4 以降の wscons コンソールドライバ で扱われるマウスで用いる。このプロトコルは /dev/wsmouse0 デバイスで使 わなければならない。詳しくはオンラインマニュアルの wsmouse(4) を参照す ること。

Usb プロトコルは OpenBSD 2.6 以降で USB マウスを使うためのもので ある。このプロトコルは /dev/uhid0 デバイスで使わなければならない。 詳しくはオンラインマニュアルの uhid(4) と usb(4) を参照すること。

残りのプロトコルはシリアルマウスのためのものである。 使用するシリアルマウスが比較的最近の製品なら、 Auto を指定すると 良いだろう。この場合、 X サーバは適切な種類のプロトコルを自動的に 選択しようとする。また OS によっては Auto プロトコルを PS/2 および バスマウスに対して指定できる場合もある。

Device pointer-dev
サーバが使用するマウスなどの入力装置 (例えば /dev/tty00 または /dev/mouse) を指定する。Xqueue または OSMouse プロトコルを使用するときは入力装置を指定しないこと。
Port pointer-dev
Device エントリーと同じ意味を持つ。
BaudRate rate
シリアルマウスのボーレイト(通信速度)を rate に設定する。 (古い Logitech 製のマウスのように) 動的に通信速度を調節できるマウスでは ボーレイトをマウス側で変更する。そうでない場合は、単純にマウスが対応している 標準以外の通信速度にコンピュータ側の設定を合わせる (標準の通信速度は 1200 )。 世の中にあるマウスの 99% については、標準設定 (1200) 以外の通信速度を使う ような設定にするべきでない。
Buttons N
X サーバにマウスボタンの数を指定する。 現在、マウスボタンの数を自動的に正しく検出できる確実な方法は存在しない。 このオプションは X サーバにマウスボタンの数を指定する唯一の手段である。 デフォルトのマウスボタン数は 3 である。 もし、後述する ZAxisMapping オプションによってボタンイベントに Z 軸方向の動きを割り当てようとするなら、 N を指定する際にそれらの ボタンの数を考慮するよう注意すること。
Emulate3Buttons
物理的に 2 つしかボタンが無いマウスで 3 番目のボタンのエミュレーションを 可能にする。 3 番目のボタンは同時に両方のボタンを押すことによって エミュレートされる。
Emulate3Timeout timeout
3 ボタンエミュレーションが有効になっているとき、``同時''に 2 つの ボタンが押されたかどうか決定する前の待ち時間を (ミリ秒単位で) 設定する。 標準の待ち時間 (タイムアウト) は 50ms。
ChordMiddle
(いくつかの Logitech Mouseman マウスのように) 中央のボタンが 押されたとき、右と左のボタンが押されたような信号を送信するように マウスを取り扱う。
SampleRate rate
毎秒のマウス移動量/ボタンイベントの発生量を設定する。 このオプションはいくつかの Logitech マウスのみで利用可能である。
Resolution count
カウント/インチ単位でマウスの解像度を指定する。 このオプションをサポートしていないマウスもある。
ClearDTR
マウスで使用するシリアルポートの DTR 信号をリセットする。 このオプションは MouseSystems プロトコルを使用するマウスの場合に有効。 2 つのプロトコルが使えるマウスで MouseSystems モードを使うときは DTR 信号を リセットする必要がある。 2.1 より前のバージョンの XFree86 ではこのオプション によって RTS 信号もリセットされることに注意。 RTS のリセットが必要なマウス には、 ClearRTS オプションが別に用意されている。
ClearRTS
マウスが使用するシリアルポートの RTS 信号をリセットする。 このオプションは MouseSystems プロトコルを使用するマウスに有効である。 2 つのプロトコルが使えるマウスの中には MouseSystems モードを使うときに DTR 信号と RTS 信号を両方ともリセットしなければならないものがある。 そのようなマウスに対しては ClearDTRClearRTS の両方とも オプションとして指定するべきである。
ZAxisMapping X
ZAxisMapping Y
ZAxisMapping N M

ホイールまたはローラーを持つマウスについて、その動作を X サーバの Z (第 3 ) 軸方向の動きとして扱う。 このオプションにより、 Z 軸方向の動きを別の軸 (X または Y) あるいは複数のボタンの組み合わせ (負の動きに対するボタン N および 正の動きに対するボタン M ) として割り当てることが可能である。

Monitor セクションはモニタの仕様とモニタで使用するのに合致する ビデオモードの一覧を定義する。XF86Config ファイル中に複数の Monitor セクションが存在していることも多い。このセクションの内容は次の通り:

Identifier ID string
後述の Screen セクションから参照するためのモニタ名を文字列として指定する。 それぞれの Monitor セクションの名称は重ならないように、それぞれ固有の ID を 持つように文字列を設定すること。
VendorName vendor
この追加項目にはモニタの製造会社を指定する。
ModelName model
この追加項目にはモニタのモデル名称 (型名) を指定する。
HorizSync horizsync-range
モニタの仕様に従って、水平同期周波数の帯域幅を設定する。 horizsync-range はカンマで区切られたとびとびの数値か、あるいは 幅のある数値範囲のリストである。幅のある数値範囲とは 2 つの数値を ハイフンで区切ったもの。標準ではこれらの数値の単位は kHz である。 MHzHz を行の後ろに付けることによって MHz や Hz で 指定できる。ここで与える数値は、ビデオモード (Modeline) がモニタの 仕様に収まっているかどうか X サーバが判定する際に使用される。 この仕様に関する情報は通常モニタの取扱説明書に記載されている。
VertRefresh vertrefresh-range
モニタの仕様に従って、垂直同期周波数の帯域幅を設定する。 vertrefresh-range はカンマで区切られたとびとびの数値か、あるいは 幅のある数値の範囲のリストである。幅のある数値範囲とは 2 つの数値を ハイフンで区切ったもの。標準ではこれらの数値の単位は Hz である。 MHzkHz を行の後ろに付けることによって MHz や kHz で 指定できる。ここで与える数値は、ビデオモード (Modeline) がモニタの 仕様に収まっているかどうか X サーバが判定する際に使用される。 この使用に関する情報は通常モニタの取扱説明書に記載されている。
Gamma gamma-value(s)
モニタのガンマ補正の設定を行うための追加項目である。1 つの数値か RGB それぞれに対応する 3 つの数値を設定する。ここでの指定に対応して いない X サーバもある。
Mode name
複数行で指定するビデオモードの記述の始まりを表わす。 ビデオモードの記述の終わりは EndMode 行である。 ビデオモードの記述の内容は次の通り:

DotClock clock
そのモードで使用するドットクロックの周波数。
HTimings hdisp hsyncstart hsyncend htotal
水平同期の調整値を指定する。
VTimings vdisp vsyncstart vsyncend vtotal
垂直同期の調整値を指定する。
Flags flag ...
モードフラグの追加設定を指定する。 "Interlace" は インターレースモードであることを示す。 "DoubleScan" は それぞれの走査線を二重にするモードである。 "+HSync""-HSync" は水平同期信号の極性を選択する。 "+VSync""-VSync" は垂直同期信号の極性を選択する。 "Composite" はグラフィックボードが対応していれば、 コンポジット同期を指定する。いくつかのグラフィックボードでは これに加えて "+CSync""-CSync" でコンポジット同期の 極性を選択できる。
HSkew hskew
ディスプレイ・イネーブル信号をスキューする画素数を (画面の右端に向かって) 指定する。すべてのサーバがこの情報に対応しているわけではない。 このオプションはサーバが提供するデフォルトの値 (もしあれば、だが) を 置き換えるために必要となる。水平方向の表示が "Roving" (移動) する場合には、 ここで指定する数値を増やしてみると良いかもしれない。また走査線の最後の数画素が 画面の左端に表示されてしまう場合には、ここで指定する数値を減らしてみると良い。
Modeline name mode-description
ビデオモードを 1 行で指定する。 mode-description は 4 つの部分に分かれており、最初の 3 つは必須。最初はピクセルクロック である。対応するモードのピクセルクロック周波数を 1 つの数値で 指定する。次の部分は水平方向の調整値で、4 つの数値をリストで指定する。 それぞれの数値は hdisp, hsyncstart, hsyncend, htotal である。 3 番目の部分は垂直方向の調整値で、4 つの数値を リストで指定する。それぞれの数値は vdisp, vsyncstart, vsyncend, vtotal である。最後の部分はその他モードの 特徴を指定するフラグのリスト。 Interlace はインターレースモード を指定する。 "DoubleScan" は走査線を二重にするモードである。 "+HSync""-HSync" は水平同期信号の極性を選択する。 "+VSync""-VSync" は垂直同期信号の極性を選択する。 "Composite" はグラフィックボードが対応していれば、 コンポジット同期を指定する。いくつかのグラフィックボードでは これに加えて "+CSync""-CSync" でコンポジット同期の 極性を選択できる。

Device セクションは画像機器(ビデオボード)の定義である。1つ以上の Device セクションが XF86Config ファイルに存在することも多い。 このセクションの内容は次の通り:

Identifier ID string
後述の Screen セクションから参照するためのビデオカード名を文字列として 指定する。それぞれの Device セクションの名称は重複しないように、それぞれ 固有の ID を持つように文字列を設定すること。
VendorName vendor
この追加項目には画像機器の製造会社を指定する。
BoardName model
この追加項目には画像機器の名前を指定する。
Chipset chipset-type
この追加項目にはビデオボードに使われているチップセットを指定する。 X サーバはチップセットの型を認識するために自分でビデオボードを 探査するため、殆どの場合これは必須ではない。
Ramdac ramdac-type
この追加項目にはビデオボードに使われている RAMDAC の型を指定する。 少数の X サーバでのみ使用されている。 X サーバが RAMDAC の型を 認識するために自分でビデオボードを探査するため、殆どの場合これは 必須ではない。
DacSpeed speed
この追加項目には RAMDAC の周波数 (普通 RAMDAC チップの上に印刷されて いる) を指定する。周波数の単位は MHz 。少数の X サーバでのみ使用 されている。 RAMDAC の周波数が X サーバに組み込まれている標準の 周波数設定と異なっている場合にのみ必要である。
Clocks clock ...
ビデオボードのドットクロックを指定する。ドットクロックの周波数は MHz 単位であり、浮動小数点数値での指定も可能。指定された数値は 内部的に kHz 単位の周波数に換算されて使用される。クロックを指定する 順序は重要である。使用するビデオボード上でクロックが選択される順序 に合わせなければならない。複数の Clocks 行を指定することも 可能である。プログラマブルクロックチップを搭載したビデオボードでは ClockChip の項目をこの項目の代りに使うべきである。 プログラマブルクロックチップを塔載していないボードでは Clocks の項目は必須ではないが、これを指定するとサーバ起動時にクロックの 探査を実行しなくなるので、指定することを強く勧める。サーバ起動時 にクロックの探査を実行することによって問題を生じるモニタもある。
ClockChip clockchip-type
この追加項目にはプログラマブルクロックジェネレータを搭載したビデオ カード上のクロックチップの型を指定する。少数のプログラマブル クロックチップ対応の X サーバのみこの項目をサポートしている。 詳細は、該当する X サーバのオンラインマニュアルを参照のこと。
ClockProg command [textclock]
この追加項目にはビデオボードのクロックを設定するためにサーバに内蔵 されたコードの代わりに使用するコマンドの名称を command として 指定する。コマンドの名称はフルパスで与える必要がある (コマンドの オプションは指定できない) 。 この項目を使用し、かつ Clocks 行の項目を指定しない場合、 X サーバはビデオカードが完全にプログラム可能なクロック ジェネレータを持つものとして動作する。プリセットされたクロック の組み合わせを持つカードの場合、 Clocks の項目にサーバ が利用できるクロックの数値をすべて記述する必要がある (指定できる クロックの総数は 128 まで) 。 textclock という追加項目は、サーバが終了したとき (または 仮想端末切り替え時) に元のテキストモードクロックを復元するために command を実行しなければならないことをサーバに指示する。 textclock で指定する数値は Clocks 項目のどれかに一致 しなければならない。このパラメータはテキストモードで使用される クロックがプログラマブルクロックの場合に必要となる。

コマンドは標準入出力をグラフィックコンソールに割り当てられた状態で 実 (real) ユーザ ID により実行される。コマンドには 2 つの引き数が 渡される。最初の引き数は MHz 単位の浮動小数値として与えられるクロック 周波数であり、 2 つ目の引き数は使用するクロックに対する Clocks 項目中でのインデックスである。コマンドの終了状態が 0 の場合は 正常終了であり、そうでない場合は 1-254 の間の数値が表示される。

コマンドはグラフィックモードを初期状態に設定する時、および ホットキーにより画面の解像度を変更する時に実行される。 コマンドが初期化に失敗するとサーバは終了する。 コマンドがモード切り替えに失敗した場合、モード切り替えは中断し サーバは動作を続行する。コマンドが失敗した場合、クロックは 変更されていないものと見なされる。

Option optionstring
この追加項目には使用するサーバのドライバが提供するオプションの中から 適切なものをユーザが選択して指定する。複数の Option 項目を指定可能 である。 optionstring で指定できるオプションについては、該当する X サーバのオンラインマニュアル、および/または使用するチップセットに 特有の情報を記述した README ファイルを参照のこと。
VideoRam mem
この追加項目にはグラフィックボードに搭載されているビデオメモリの 容量を指定する。これは キロバイト 単位で指定すること。 ほとんどの場合 X サーバが自分でグラフィックボードを調べてメモリ量を 認識するので、この指定は不要である。
BIOSBase baseaddress
この追加項目には VGA ボードのビデオ BIOS の基底アドレスを指定する。 このアドレスは通常 0xC0000 であり、標準設定では X サーバもこの アドレスを使用する。特にマザーボード内蔵の VGA ビデオ装置を持つ いくつかのシステムでは、 0xE0000 という異なるアドレスに BIOS が 搭載されている場合がある。ビデオ BIOS が 0xC0000 以外にある場合は、 XF86Config ファイルにこの基底アドレスを指定する必要がある。 X サーバの中にはまったく BIOS にアクセスしないものもあること、 機器情報の探査段階でのみ BIOS を使うものがあることに注意。
MemBase baseaddress
この追加項目にはビデオボードのリニアフレームバッファメモリの基底 アドレスを指定する。この項目を使用する X サーバはあまり多くなく、 またこの基底アドレスの解釈はそれぞれの X サーバによって異なる。 詳細は、該当する X サーバのオンラインマニュアルを参照のこと。
IOBase baseaddress
この追加項目には入出力の基底アドレスを指定する。この項目を使用する X サーバはあまり多くない。詳細は該当する X サーバのオンライン マニュアルを参照のこと。
DACBase baseaddress
この追加項目には DAC の基底アドレスを指定する。この項目を使用する X サーバはあまり多くない。詳細は該当する X サーバのオンライン マニュアルを参照のこと。
POSBase baseaddress
この追加項目には POS の基底アドレスを指定する。この項目を使用する X サーバはあまり多くない。詳細は該当する X サーバのオンライン マニュアルを参照のこと。
COPBase baseaddress
この追加項目には 数値演算コプロセッサ の基底アドレスを指定する。 この項目を使用する X サーバはあまり多くない。詳細は該当する X サーバの オンラインマニュアルを参照のこと。
VGABase baseaddress
この追加項目には VGA メモリ の基底アドレスを指定する。この項目を 使用する X サーバはあまり多くない。詳細は該当する X サーバの オンラインマニュアルを参照のこと。
Instance number
この追加項目には 実体 (チップがマザーボードに組み込まれているか、 または拡張カードに搭載されているかということ) を指定する。この項目を 使用する X サーバはあまり多くない。詳細は該当する X サーバの オンラインマニュアルを参照のこと。
Speedup selection
この追加項目には高速化のためにどの選択肢を有効にするか指定する。 この項目を使用する X サーバはあまり多くない。 詳細は該当する X サーバのオンラインマニュアルを参照のこと。
S3MNAdjust M N
この追加項目は S3 X サーバに特有である。詳細は XF86_S3(1) の オンラインマニュアルを参照のこと。
S3MClk clock
この追加項目は S3 X サーバに特有である。詳細は XF86_S3(1) の オンラインマニュアルを参照のこと。
S3RefClock clock
この追加項目は S3 X サーバに特有である。詳細は XF86_S3(1) の オンラインマニュアルを参照のこと。

Screen セクションでは特定の X サーバで用いられるビデオボードとモニタ、 およびそこで使用する構成情報を指定する。このセクションで有効な項目は 次の通り:

Driver driver-name
それぞれの Screen セクションは Driver 項目で始まっていなければ ならない。またそれぞれの Screen セクションで指定する driver-name が重複していてはならない。ドライバの名称によってそれぞれの Screen セクション で使用される X サーバの種類 (または該当する X サーバが複数の画面を サポートしている場合には使用されるドライバの種類) が決まる。 使用可能なドライバ名称は次の通り:

Accel
Mono
SVGA
VGA2
VGA16

Accel は全てのアクセラレータ X サーバに対して使用される (XF86_Accel(1) を参照)。 Mono は 2 ビットおよび 4 ビットの X サーバに内蔵された非 VGA モノクロドライバに対して 使用される (XF86_Mono(1) および XF86_VGA16(1) を参照)。 VGA2 および VGA16 はそれぞれ 2 ビット および 4 ビットの X サーバに内蔵された VGA ドライバに対して使用される。 SVGA は XF86_SVGA X サーバに対して使用される。

Device device-id
設定したいビデオドライバ記述子を指定する。
Monitor monitor-id
設定したいモニタ記述子を指定する。
DefaultColorDepth bpp-number
コマンド行オプション "-bpp" が指定されなかった場合に デフォルトとして使用する色深度 (color depth) を指定する。
ScreenNo scrnum
この追加項目によって複数画面構成の場合に標準のスクリーン番号付けを 置き換える指定が可能である。標準の番号付けは XF86Config ファイル中の Screen セクションの順番で決定される。これを置き換えるためには全ての関連する Screen セクションにこの項目を指定する必要がある。
BlankTime time
スクリーンセーバーによって画面が暗くなるまでの時間を設定する。 time は分単位で指定し、標準値は 10 分である。 これは X サーバで '-s' オプションを指定したのと等価であり、 また xset(1) で実行時に数値を変更できる。
StandbyTime time
DPMS モードの ``standby'' 状態に移行するまでの時間を設定する。 time は分単位で指定し、標準値は 20 分である。 また xset(1) で実行時に数値を変更できる。 この項目は VESA DPMS 互換モニタにのみ有効であり、かつ現時点では 特定の X サーバでしかサポートされていない。この設定を有効にするには、 "power_saver" オプションを指定しておく必要がある。
SuspendTime time
DPMS モードの ``suspend'' 状態に移行するまでの時間を設定する。 time は分単位で指定し、標準値は 30分である。また実行時に xset(1) で数値を変更できる。 VESA DPMS 互換モニタにのみ有効であり、 かつ現時点では特定の X サーバでしかサポートされていない。この設定を 有効にするには、 "power_saver" オプションを指定しておく必要がある。
OffTime time
DPMS モードの ``off'' 状態に移行するまでの時間を設定する。 time は分単位で指定し、標準値は 40分である。また実行時に xset(1) で数値を変更できる。 VESA DPMS 互換モニタにのみ有効であり、 かつ現時点では特定の X サーバでしかサポートされていない。この設定を 有効にするには、 "power_saver" オプションを指定しておく必要がある。
SubSection Display
この項目はディスプレイの特性値を指定するサブセクションである。 このサブセクションは EndSubSection 項目で終了する。(ビデオモードのリストを 必要とするような) 特定の X サーバとドライバについては、この項目は 必須である。複数の表示深度 (display depth) を扱える X サーバでは 複数の Display サブセクションを定義できる。 複数の Display サブセクション が定義されている場合、それぞれの Depth 項目が重複しないように することが必要となる。 Display サブセクションで指定できる項目は次の通り:
Depth bpp
この項目は複数の Display サブセクションが Screen セクションに定義されている 場合には必須である。 Display サブセクションが 1 つだけの場合は、 X サーバ 実行時の標準の表示深度を指定する。 複数の Display サブセクションが定義されている場合には、この項目に指定された深度に よって X サーバがどれを使用するか決まる。使用されるサブセクションは X サーバが実行 時に要求する深度と同じ深度をこの項目によって指定されているものである。 すべての X サーバ (またはドライバ) が複数の表示深度をサポートしているわけ ではない。 bpp で指定できる数値は 8, 15, 16, 24 と 32 である。 すべてのサーバ (またはドライバ) が全ての深度をサポートしているわけではない。 bpp の数値が 24 と 32 の場合、これらをサポートしている X サーバは この 2 つを同等に取り扱う。 [訳注:この部分は厳密には正しくない。ドライバによっては 24bpp と 32bpp を 区別して扱うものがある。 SVGA サーバの C&T ドライバでは区別している。]
Weight RGB
この追加項目には X サーバが 16bpp で実行している場合の相対的な RGB の重み付けを指定する。この重み付けはコマンド行からも指定できる (XFree86(1) を参照のこと)。ほとんどの 16bpp X サーバは 555 および 565 をサポートしてる。詳細は、該当する X サーバのオンライン マニュアルを参照すること。
Virtual xdim ydim
この追加項目には使用する仮想画面の解像度を指定する。ほとんどのカラー X サーバでは xdim は 8 か 16 の倍数、モノクロ X サーバでは 32 の倍数でなければならない。これと異なる場合には、与えられた数値を より小さい数値に丸めて使用する。ほとんどの X サーバでは、指定された 仮想画面の大きさに比べて大きすぎるビデオモードを指定しても拒否される。 仮想画面の設定がない場合、仮想画面の解像度は Modes 項目で与えられた 適正な全てのビデオモードから調整して設定される。この項目をサポートして いない X サーバもある。 詳細については、該当する X サーバのオンラインマニュアルを参照すること。
ViewPort x0 y0
この追加項目には初期画面の左上隅を設定する。仮想画面の解像度が最初の ビデオモードの解像度と異なる場合だけ関連がある。この項目がない場合、 初期画面は仮想画面領域の中央になる。
Modes modename ...
この項目はほとんどの X サーバに必須であり、使用するビデオモードのリスト を指定する。ビデオモード名称は適切な Monitor セクション内で指定した名称と 一致しなければならない。ほとんど X サーバでは種々の要求を満たすことが できないようなモードはこのリストから消去する。 このリストのなかで最初に有効となるモードは起動時の標準の表示モード となる。有効なモードのリストは内部的に循環リストに変換される。 循環リスト内のモードは Ctrl+Alt+Keypad-Plus で次のモード、 Ctrl+Alt+Keypad-Minus で前のモードに切り替えることが可能である。 [訳注:Keypad-Plus はテンキーの ``+'' キー、 Keypad-Minus はテンキーの ``−'' キーを意味する。]
InvertVCLK modename 0|1
この追加項目は S3 サーバに特有である。この項目は個々のモード毎に VCLK の 反転/非反転状態についての標準設定を変更する。 "modename" が "*" ではじまる場合は、この後に指定する設定項目で 上書きされない限り、全てのモードにそのモードの設定値が適応される。
EarlySC modename 0|1
この追加項目は S3 サーバに特有である。この項目はそれぞれのモード毎の EarlySC の標準設定を変更する。 "modename" が "*" ではじまる場合は、この後に指定する設定項目で 上書きされない限り、全てのモードにそのモードの設定値が適応される。
BlankDelay modename value1 value2
この追加項目は S3 サーバに特有である。この項目はそれぞれのモード毎の空白 遅延時間の標準設定を変更する。この設定は画面の廻り込み現象に作用する。 value1value2 の数値は 0-7 の範囲の整数で与える必要がある。 "modename" が "*" ではじまる場合は、この後に指定する設定項目で 上書きされない限り、全てのモードにそのモードの設定値が適応される。
Visual visual-name
この追加項目には標準のルートウィンドウの表示形式を設定する。この項目は コマンド行からも指定できる ( Xserver(1) を参照)。 8bpp の X サーバで使用可能な表示形式は次の通り (標準は PseudoColor である) :

StaticGray
GrayScale
StaticColor
PseudoColor
TrueColor
DirectColor

16bpp と 32bpp の X サーバで使用可能な表示形式は TrueColor である。

1bpp の X サーバで使用可能な表示形式は StaticGray である。

4bpp の X サーバで使用可能な表示形式は次の通り (標準では StaticColor である):

StaticGray
GrayScale
StaticColor
PseudoColor
Option optionstring
この追加項目にはドライバが提供する特定の選択項目を指定する。 複数の Option 項目が指定可能である。 optionstring で 使用できる文字列については該当する X サーバのオンラインマニュアル、 および/またはチップセット別の README ファイルを参照すること。
Black red green blue
この追加項目では ``黒'' 色を定義できる。この定義は XF86_Mono サーバ の VGA2 ドライバのみで指定可能 (詳細は XF86_Mono(1) を参照のこと)。
White red green blue
この追加項目では ``白'' 色を定義できる。この定義は XF86_Mono サーバ の VGA2 ドライバのみで指定可能 (詳細は XF86_Mono(1) を参照のこと)。

拡張入力装置の構成を設定するために、 XInput セクションを追加することができる。 拡張装置に対するサポートを動的にロードするような OS もある。このような場合、 ロードするモジュールを Module セクション (この説明は上記を参照) の中で指定する 必要がある。 各拡張装置にはそれぞれ固有のサブセクションが対応する。特定の拡張装置を有効にするためには 対応するサブセクションが必要である。それぞれのサブセクションの名前を以下に示す:

Joystick (サポートされているシステム:
 Linux, FreeBSD および NetBSD 上のみ)
WacomStylus (Wacom タブレットのペン)
WacomEraser (Wacom タブレットの消しゴム)
WacomCursor (Wacom タブレットのカーソル)
Elographics (Elographics タッチスクリーン)
MicrotouchFinger (指で操作する Microtouch タッチスクリーン)
MicrotouchStylus (ペンで操作する Microtouch タッチスクリーン)
SummaSketch (SummaSketch タブレット)
Mouse (マウス)
DialBox (SGI ボタンボックス)
AceCad (AceCad タブレット)
DrawingBoard (Calcomp DrawingBoard タブレット)

Joystick サブセクションは以下の項目をサポートしている:

Port path
デバイスドライバを表現するスペシャルファイルへのパスを指定する。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。
TimeOut timeout
デバイスドライバのポーリング間隔を (ミリ秒単位で) 指定する。 ここで指定された数値はオペレーティングシステムのジョイスティックドライバ によって置き換えられる場合がある。
MaximumXPosition value
デバイスドライバから渡される X 座標の最大値を指定する。
MinimumXPosition value
デバイスドライバから渡される X 座標の最小値を指定する。
MaximumYPosition value
デバイスドライバから渡される Y 座標の最大値を指定する。
MinimumYPosition value
デバイスドライバから渡される Y 座標の最小値を指定する。
CenterX value
ジョイスティックが中立状態にある時に デバイスドライバから渡される X 座標の中央値を指定する。 この指定が省略された場合、 ジョイスティック が初期化された時点での座標が 中央値として使用される。
CenterY value
ジョイスティックが中立状態にある時に デバイスドライバから渡される Y 座標の中央値を指定する。 この指定が省略された場合、 ジョイスティック が初期化された時点での座標が 中央値として使用される。
Delta value
X サーバに渡される最大値を指定する。つまり、最大変位時の座標変化量は (+/-)value/2 で与えられる。この指定によって感度が決まる。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。

Wacom タブレットは複数同時に使用することができる。複数の装置をそれぞれ別の 作業領域 (アクティブゾーン) に割り振る機能は使い方によっては便利なものである。 WacomStylus, WacomEraser および WacomCursor サブセクションでは 以下の項目をサポートしている:

Port path
タブレットが接続されているシリアルラインを表現するスペシャルファイルへの パスを指定する。同じタブレットを複数の装置として定義する場合にはそれぞれの サブセクションについて同じ値を指定すること。この項目は各サブセクション中の最初の項目でなければ ならない。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。
Suppress number
座標値の移動を生じる位置変化量の下限 (閾値) を指定する。 ひとつのタブレットを複数の装置として定義した場合、 この項目は最初の Wacom サブセクション中でのみ指定しなければならない。 この項目を指定しない場合、タブレットの出力する座標の最大値と画面の大きさから 適切に計算された標準の値が使用される。
Mode Relative|Absolute
装置のモードを指定する。
TiltMode
タブレットがティルト出力をサポートしている (ROM バージョンが 1.4 以降の) 場合に その機能を有効にする。これを有効にすると、複数の装置の出力が同時に発生すること を抑止できる。
HistorySize number
移動履歴の保存量を指定する。標準ではゼロ (まったく保存されない) である。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。
TopX number
作業領域 (アクティブゾーン) の左上角を表す X 座標。
TopY number
作業領域 (アクティブゾーン) の左上角を表す Y 座標。
BottomX number
作業領域 (アクティブゾーン) の右下角を表す X 座標。
BottomY number
作業領域 (アクティブゾーン) の右下角を表す Y 座標。
KeepShape
この追加項目を有効にすると、作業領域 (アクティブゾーン) は 上記の TopX および TopY を基準にして定義される。 右下角の位置は TopX, TopY, BottomX, BottomY によって表現される作業領域 (アクティブゾーン) が、縦横比を実際の画面と一致させることの可能な最大面積を 占めるように調整される。
DebugLevel number
報告するデバッグ情報のレベルを設定する。
BaudRate 9200 or 600 (default)
シリアル接続の速度を変更する。このオプションが有効なのは Wacom V モデル(Intuos)のみである。
Serial number
物理デバイスに対応するシリアル番号を設定する。このオプションを使うと 同じ種類のデバイス(つまり複数のペン)を複数個接続することができる。 このオプションが有効なのは Wacom V デバイス(Intuos)のみである。 シリアル番号とデバイスの対応を調べるには、DebugLevel を 6 に設定して X サーバの出力を見なければならない。
Threshold number
一部のタブレット(Intuos および Graphire)において、スタイラスデバイスで ボタン 1 イベントを発生させる際の圧力の閾値を設定する。

Elographics サブセクションは以下の項目をサポートしている:

Port path
シリアルポートを制御するスペシャルファイルのパスを指定する。 標準値は /dev/ttyS1 である。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。標準値は TOUCHSCREEN である。
LinkSpeed
タッチスクリーンを接続しているシリアル回線の通信速度を指定する。 設定可能な速度: B300, B1200, B2400, B9600, B19200。 X を起動する前に シリアルポートのコントローラーを対応する通信速度に設定しておかなければ ならない。このドライバは通信速度を検出も変更もしない。標準値は B9600。
MaximumXPosition position
タッチスクリーンから渡される X 座標の最大値を指定する。
MinimumXPosition position
タッチスクリーンから渡される X 座標の最小値を指定する。
MaximumYPosition position
タッチスクリーンから渡される Y 座標の最大値を指定する。
MinimumYPosition position
タッチスクリーンから渡される Y 座標の最小値を指定する。

ある軸の最小値が最大値よりも大きい場合、ドライバは軸を反転させる。 この機能は、組み立て方のよくないタッチスクリーンを使う際に便利である。

ScreenNo number
タッチスクリーンが割り当てられる画面の番号を指定する。
UntouchDelay value
装置がアンタッチ (手を離すこと) を検出するまでの遅れ時間を (百分の 1 秒単位で) 指定する。指定可能な範囲は 0 から 15 まで ( 0 ミリ秒から 150 ミリ秒に対応) であり、標準値は 10 (100ミリ秒) である。 この数値を増やすことにより、タッチスクリーンに指がちゃんと接触していない 場合に意図に反するタイミングでアンタッチが検出されてしまう可能性を減らす ことができる。
ReportDelay value
位置情報を出力する時間間隔を (百分の 1 秒単位で) 指定する。指定可能な 範囲は 0 から 255 まで ( 0 ミリ秒から 2550 ミリ秒に対応) であり、 標準値は 4 (40ミリ秒) である。 この数値を増やすことにより、スクリーンに触れている間に位置情報が出力される 回数を減らすことができる。これは作業負荷の問題によって出力された位置情報の 処理が遅れることに対して有効である。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。
HistorySize number
移動履歴の保存量を指定する。標準ではゼロ (まったく保存されない) である。
DebugLevel number
出力されるデバッグ情報のレベルを指定する。有効な数値の範囲は 0 から 5 まで である。ゼロはまったく出力されないという指定であり、 5 はすべてのデバッグ 情報を出力する指定である。
SwapXY
ドライバレベルで X 軸と Y 軸を入れ換える。これは組み立てに欠陥がある スクリーンを使う際に便利である。
PortraitMode orientation
画面の向きを設定する。"Portrait" は、スクリーンが時計回りに 90度傾いて いる時に使う。"PortraitCCW" は、スクリーンが反時計回りに 90度傾いてい る時に使う。通常の向きの場合は "Landscape" を設定する(またはこのオプショ ンを指定しない)。このオプションは軸の交換と反転の後に適用されるので、 組み立て方に欠陥のあるスクリーンに対して使い、その上で向きを変えること ができる。

MicrotouchFinger および MicrotouchStylus サブセクションは以下の項目を サポートする:
Port path
シリアルポートを制御するスペシャルファイルのパスを指定する。ドライバは 同じポートを共有する 2 種類の拡張入力装置 (X input devices)、つまり指とペンとを サポートする。この項目は特定のポートが使用されることと、そのポートが 2 つの 拡張装置から同じように利用されることを示す。これによって、ドライバは 2 つの 拡張装置が同じタッチスクリーンに対応していると判断する。この項目はサブセクションの最初の 項目でなければならない。標準値は /dev/ttyS1 である。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。標準値は MicrotouchFinger サブセクションでは FINGER であり、 MicrotouchStylus サブセクションでは SYLUS である。
LinkSpeed
タッチスクリーンを接続しているシリアル回線の通信速度を指定する。 設定可能な速度: B300, B1200, B2400, B9600, B19200。 X を起動する前に シリアルポートのコントローラーを対応する通信速度に設定しておかなければ ならない。このドライバは通信速度を検出も変更もしない。標準値は B9600。
MaximumXPosition position
タッチスクリーンから渡される X 座標の最大値を指定する。
MinimumXPosition position
タッチスクリーンから渡される X 座標の最小値を指定する。
MaximumYPosition position
タッチスクリーンから渡される Y 座標の最大値を指定する。
MinimumYPosition position
タッチスクリーンから渡される Y 座標の最小値を指定する。

ある軸の最小値が最大値よりも大きい場合、ドライバは軸を反転させる。 この機能は、組み立て方のよくないタッチスクリーンを使う際に便利である。

ScreenNo number
タッチスクリーンが割り当てられる画面の番号を指定する。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。
HistorySize number
移動履歴の保存量を指定する。標準ではゼロ (まったく保存されない) である。
DebugLevel number
出力されるデバッグ情報のレベルを指定する。有効な数値の範囲は 0 から 5 まで である。ゼロはまったく出力されないという指定であり、 5 はすべてのデバッグ 情報を出力する指定である。
SwapXY
ドライバレベルで X 軸と Y 軸を入れ換える。これは組み立てに欠陥がある スクリーンを使う際に便利である。
PortraitMode orientation
画面の向きを設定する。"Portrait" は、スクリーンが時計回りに 90度傾いて いる時に使う。"PortraitCCW" は、スクリーンが反時計回りに 90度傾いてい る時に使う。通常の向きの場合は "Landscape" を設定する(またはこのオプショ ンを指定しない)。このオプションは軸の交換と反転の後に適用されるので、 組み立て方に欠陥のあるスクリーンに対して使い、その上で向きを変えること ができる。
Frequency number
ThruGlass Microtouch パネルの周波数パラメータを設定する。

SummaSketch サブセクションは以下の項目をサポートしている:
Port path
デバイスドライバを表現するスペシャルファイルへのパスを指定する。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。
Mode Relative|Absolute
装置のモードを指定する。
Cursor Stylus|Puck
カーソルの種類(スタイラスペンまたは 4 ボタンパック)を指定する。
Increment value
位置情報を出力する座標変化量の下限 (閾値) を指定する。
HistorySize number
移動履歴の保存量を指定する。標準ではゼロ (まったく保存されない) である。
Compatible
ドライバがタブレットのファームウェア ID を調べるのを止め、 一部の互換タブレット(Numonics GridMaster 等)が動作するようにする。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。
Resolution 値 タブレットの解像度を設定する。以下の値から選択すること:

lpi: 1 2 4 100 200 254 400 500 508 1000 1016


        2000 2032 2540

lpmm: 10 20 40

これ以外の値を指定した場合や、このオプションが指定されなかった場合は、 デフォルト値の 500 lpi が使われる。"2540 lpi" は SummaSketch 12x12 タブレットでしか使えない点に注意すること。また、Summa MM モードでは 報告される最大座標値が 16384 に制限される可能性があること、つまり 解像度を大きくすればするほど利用できるタブレット面が小さくなる点に注意 すること。

Hitachi_1217D
日立 1217D タブレット(これは Summa MM モードで動作するように設定されて いなければならない)を使うことを指定する。このオプションは "Compatible" フラグを設定し、インクリメント値を 0 に設定する(さもないと日立 1217D はパックが止まっている時にボタンイベントを報告しなくなる)。 このオプションの後(設定ファイルの行番号の順で)に "Increment 値" オプションを使うと、"Increment 値" オプションの効果が現われる(しかし、 日立 1217D では 0 以外のインクリメント値を指定すべきではないだろう)。
ActiveOffset x y
ここで "x y" の単位はインチであり、少数点以下 2 桁まで指定できる(例: 0.25 0.25)。 アクティブ領域の左上隅をタブレット面の左上隅からのオフセットで設定する。 デフォルトではオフセットなしである。
ActiveArea x y
ここで "x y" の単位はインチであり、少数点以下 2 桁まで指定できる(例: 15.75 11.75)。 タブレット上の使いたい部分領域を設定する。 デフォルトの動作は以下の通りである:タブレットの最大領域から ActiveOffset 分を差し引き、それからディスプレイ画面をタブレットに マップして、利用可能な最大領域を見つける。完全な長方形面を持たない タブレット(例えば、デジタイジング領域の隅にプラスチックがはめ込まれて いるもの)を除くと、このオプションを使う理由はほとんどない。

ActiveOffset と ActiveArea の組み合わせが使用するタブレットにうまく合っ ていない場合は、使用可能な領域が小さくなったり拡大率がおかしくなったり する。この場合は多分、使用可能な領域の位置はタブレット面の中心となるだ ろう。

一般的な注意 このモジュールで認識されるタブレットは、Summa MM モードバイナリ、 9600 ボー、奇数パリティ、ストップビット 1 に設定しなければならない。 また、利用可能なタブレット面は以下のアスペクト比でディスプレイ画面に マップされる。例えば、12x18 タブレットは、ディスプレイのサイズが 4:3 (例えば 1024x768)の時、利用可能な最大領域が 8x16 平方インチになる。 以前の動作では、タブレットと画面のアスペクト比に関係なくタブレット全体 を画面にマップしていたので、タブレット上でトレース/デジタイズを行うと 歪みが生じていた。

DialBox サブセクションは以下の項目をサポートする:

Port path
デバイスドライバを表現するスペシャルファイルへのパスを指定する。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。
Mode Relative|Absolute
装置のモードを指定する。
HistorySize number
移動履歴の保存量を指定する。標準ではゼロ (まったく保存されない) である。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。

AceCad サブセクションは以下の項目をサポートする:

Port path
デバイスドライバを表現するスペシャルファイルへのパスを指定する。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。
Mode Relative|Absolute
装置のモードを指定する。
Cursor Stylus|Puck
カーソルの種類(3 ボタンのスタイラスペンまたは 4 ボタンパック)を指定する。
Increment value
位置情報を出力する座標変化量の下限 (閾値) を指定する。
HistorySize number
移動履歴の保存量を指定する。標準ではゼロ (まったく保存されない) である。
Model acecadIII|flair
ハードウェアにしたがっていずれかのタブレットを選択すること。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。

DrawingBoard サブセクションは以下の項目をサポートする:

Port path
デバイスドライバを表現するスペシャルファイルへのパスを指定する。
DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。
Mode Relative|Absolute
装置のモードを指定する。
Cursor Stylus|Puck
カーソルの種類(スタイラスペンまたは 4 ボタンパック)を指定する。
Increment value
位置情報を出力する座標変化量の下限 (閾値) を指定する。
HistorySize number
移動履歴の保存量を指定する。標準ではゼロ (まったく保存されない) である。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。

Mouse サブセクションは標準の Pointer セクションと同じ項目に加えて、 以下の項目をサポートする。

DeviceName name
拡張装置 (X device) の名称を指定する。
AlwaysCore
コアポインタを共有できるようにする。この機能が有効にされた場合、 装置はコアポインタを制御するようになる (つまりコアイベントを発生する)。 また同時に、もしそう指定されれば、拡張イベントも発生させることができる。 最新の整数フィードバックを使用してこの機能を制御することが可能である。 フィードバック数値がゼロの時、この機能は無効にされる。ゼロ以外であれば どんな数値であっても、この機能が有効にされる。

XF86Config ファイルの実例は <XRoot>/lib/X11/XF86Config.eg にある。  

ファイル

/etc/XF86Config
<XRoot>/lib/X11/XF86Config.hostname
<XRoot>/lib/X11/XF86Config

注意: <XRoot> は X11 を導入したディレクトリツリーのルートを示す。
 

関連項目

X(1), Xserver(1), XFree86(1), XF86_SVGA(1), XF86_VGA16(1), XF86_Mono(1), XF86_S3(1), XF86_8514(1), XF86_Mach8(1), XF86_Mach32(1), XF86_P9000(1), XF86_AGX(1), XF86_W32(1)  

著者

XFree86(1) のオンラインマニュアルを参照。


 

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Time: 15:55:36 GMT, February 12, 2001